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遺骨ダイヤモンドは嘘喰い?ダイヤモンド葬も詳しく解説!

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遺骨ダイヤモンドは嘘喰い?

ウソっぽいけど本当にできるの?と疑ってしまいますよね

遺骨からダイヤモンドを作るという嘘のような魔法のような技術があるのをご存知でしょうか。

死んだあとはダイヤモンドになるというロマンティックな響きに、死後ダイヤモンド葬を希望する方も増えているそうです。

しかし俄かには信じがたい技術ですし、目の届かない海外で製作されることに高額なことも相まって「遺骨ダイヤモンドは嘘」詐欺じゃないかと疑ってしまいますよね。

「他の材料で作ったものを遺灰から作ったダイヤモンドだと偽ってるんじゃないか。」

「そもそも遺骨からダイヤモンドができるなんてどういう仕組みなのか。」

と気になる方は多いはず。

そこでこの記事では遺骨ダイヤモンドは嘘か本当か、今話題のダイヤモンド葬についてその仕組みや基本的な知識を詳しく解説していきます。

遺骨ダイヤモンドは嘘喰い?

画像引用:アルゴダンザ社公式サイトより

遺骨からダイヤモンドを人工的に作り出せるというのは嘘なのでしょうか。

確かに仕組みもよくわからず、疑いたくなる気持ちはわかります。

このように遺骨ダイヤモンドを科学的に疑っている方もいます。

ここでは遺骨ダイヤモンドの仕組みについて解説していきます。

遺骨がダイヤモンドになる仕組み・作り方

そもそも、ダイヤモンドとは炭素のみ単一の元素で出来ている特殊な宝石です。

諸説ありますが、数十億年前に地球の内部で誕生したと考えられています。岩石中の炭素原子が超高温&超高圧環境下で結晶化し、さらに火山の爆発とともに地表まで上がって急激に冷えることでダイヤモンドになります。

この非常に特殊な状況が揃って数億年の月日をかけて奇跡的に生み出されるため、希少な宝石なのです。

遺骨がなぜダイヤモンドになるかというと、遺骨からダイヤモンドの元となる炭素を抽出し、ダイヤモンドができる環境を再現するからです。

人工ダイヤモンドのジルコニアと違って、遺骨ダイヤモンドは作り方も素材も天然ダイヤモンドと一緒のため、硬度も輝きも科学的には天然ダイヤモンドと全く変わらないということになります。

なぜ遺骨ダイヤモンドは嘘だと指摘されているのかというと、「遺体を火葬する際に炭素は燃え尽きるから遺骨に炭素が残っているはずがない。」と考える方が多いからだそうです。

その疑問に対する遺骨ダイヤモンドを作っているスイスのアルゴダンザ社からの回答がわかりやすいのでこちらに載せておきます。

要約すると、

  • 日本の火葬は骨が綺麗に残るように焼きすぎないため炭素が残ること
  • 骨だけでなく筋肉や骨髄、リンパ液など身体を構成するたんぱく質の焦げた炭も付着すること

このため遺骨から炭素を抽出することが可能だそう、つまり遺骨ダイヤモンドは嘘ではない!との解説になります。

依頼の遺骨に生成可能な量の炭素があるか事前に調査もするので、その辺りは疑わなくても大丈夫そうです。

遺骨からダイヤモンドを作る技術は嘘ではないのでご安心ください。

遺骨ダイヤモンドの色や形は?

先述したように遺骨ダイヤモンドは天然ダイヤモンドと変わらない硬度・輝きを持ちます。

基本的には無色透明ですが極わずかに炭素以外の物質が残ることがあるため、それぞれの会社の製造方法や遺骨によって無色透明~黄色みのかかったものや青色みのかかったものなど色に個性がでるそうです。

故人によって色が変わるのはなんだか素敵な話ですね。

会社によっては好きな色に着色できるサービスも行っているので色を指定したい場合はそちらに依頼するのがいいでしょう。

形は定番のブリリアントカットからオーダーでの好きな形へのカットまで可能で、リングなどジュエリー加工もできます。ほぼすべての人が遺骨のダイヤモンド化と一緒にジュエリー加工まで行うそうです。

また原石のままでの引き渡しも可能で、カットした状態よりありのままの姿を好んで原石での引き渡しを希望する方も一定数いるそうです。

≫≫遺骨ダイヤモンドの費用はいくら?スイスと日本で徹底比較

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遺骨ダイヤモンドの口コミ・評判

お墓はいらない、という方も多くなってきている現代。

維持管理が大変なお墓より、ダイヤモンドとして遺骨を残さない選択をする方も増えています。

一方で、遺骨を加工するなんて…と受け付けない方がいるのも事実です。死に関わることなのでどうしてもデリケートな話になってしまいますよね。

遺骨ダイヤモンドは2000年代に始まったばかりの技術なのでまだまだ一般的とは言えないですが、遺骨ダイヤモンドはどのように捉えられているのか、遺骨ダイヤモンドの口コミを調査してみました。

遺骨ダイヤモンドの実例

2022年2月に亡くなったお父様の遺骨をダイヤモンドにした方のツイートが話題になりました。

こちらの方は少し青みのある綺麗な色ですね。生前のお父様らしいお色と仕上がりだそうで、後悔もなく気に入られているようです。

スイスで製作され半年後にご家族の元へ届き、その後指輪へ加工しています。

父親が生前に遺骨ダイヤモンドになることを望んでいたのですね。

この遺骨ダイヤモンドに対しての口コミをされている「みっぽん」さん、本人の意思を尊重した決断を尊敬します。

遺骨ダイヤモンドの口コミはあまり多くないですが、こちらのツイートで初めて遺骨ダイヤモンドの存在を知った方も多いようです。

ツイート内では「遺骨ダイヤモンドになるのも悪くないね!」という遺骨ダイヤモンドに賛成の口コミも多かったです。

こちらはスイスの遺骨ダイヤモンド製作会社ロニテの遺骨ダイヤモンドの製造過程の動画です。

気になる方はぜひ視聴してみてください。

世間の声・反応は?

「現代に合った素敵な供養方法!」

「そんな方法があるなんて知らなかった参考にします。」

と遺骨ダイヤモンドを作った方のツイートに対して賛同的な意見が多く、同じく遺骨ダイヤモンドという方法をとりましたという方もちらほら見かけられました。

思ったより世間に受け入れられてきている供養方法なのかもしれません。

一方でやはり遺骨ダイヤモンドは嘘だと考える方も多く、気になっているけど懐疑的だという方もいるようでした。

他にもダイヤモンド葬を考えているけど、決心がつかない…という声も見かけました。高額ですし、まだまだ一般的ではない遺骨を加工するという方法をとるのは勇気のいる決断ですよね。

しかし、遺骨をダイヤモンドにして後悔されてる方の口コミは見当たらなったですし、全体的には肯定的な意見は多いことがわかったので考え中の方はご安心ください。

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遺骨ダイヤモンドとダイヤモンド葬の違い

ダイヤモンド葬という名前も見かけますが、そういった葬儀方法があるわけではなく遺骨ダイヤモンドを作ることをダイヤモンド葬と名付けてスイスのアルゴダンザ社が商標登録したものだそうです。

つまり遺骨ダイヤモンドを作ること=ダイヤモンド葬ということになります。

素敵な考え方とネーミングですのでぜひご一読ください。

また遺骨ダイヤモンドを遺灰ダイヤモンド、メモリアルダイヤモンドと呼ぶこともあります。

遺骨ダイヤモンドはスイスのアルゴダンザ社が有名ですが、2002年に世界で初めて販売し始めたのはアメリカのライフジェム社です。

遺骨ダイヤモンドを作るには?

遺骨ダイヤモンドについて詳しく解説していきます。

先述したアルゴダンザ社やライフジェム社は日本にも支社があり国内で依頼することができます。日本の会社もいくつかありますが、製造はスイスやアメリカなど海外に輸送して行うところが多いです。

自宅にスタッフが遺骨を取りに来るので安心して預けられます。その後海外などの製造場所に輸送されますが、製造には4か月~8か月ほどかかるそうです。

必要な遺骨量はライフジェム社で70グラム、アルゴダンザ社で400グラムと会社によって変わってきます。

費用はカラットによって変わりますが、相場は約40万円~300万円ほどです。ジュエリー加工を行う場合はさらに費用がかかります。

完成した遺骨ダイヤモンドは鑑定書付で届けられます。天然ダイヤモンドと同じ環境下・素材での作成なのでダイヤモンドとしての確かな品質が保証されています。

ただ、遺骨ダイヤモンドが嘘だと言われる要因のもう一つの理由が、完成したダイヤモンドをDNA鑑定して故人の遺骨由来であることを証明することはできない、ということです。

取り違えなどが決して起らぬようIDで厳格に管理されるそうですが、こればかりは依頼した会社を信頼するほかありません。

遺骨ダイヤモンド製作会社は? 

日本で依頼できる遺骨ダイヤモンド製作会社をいくつか紹介します。

アルゴダンザジャパン

スイスに拠点を置く会社で、アルゴダンザジャパンは2005年に設立されている。

特徴としては

  • 他社の合成ダイヤモンドは黄色っぽくなるのに対して、アルゴダンザ社の遺骨ダイヤモンドは無色透明から青みがあるブルーダイヤに仕上がる。
  • 製造過程を動画で細かく公開しており、現地で見学することもできる。
  • ダイヤモンド葬という言葉を生み出し、提案している。

ライフジェムジャパン

アメリカ発の会社で、日本支社は2004年に設立。

特徴としては

  • 世界で初めて遺骨ダイヤモンドを手掛けた会社。
  • 出来上がる遺骨ダイヤモンドを無色透明・イエロー・ブルー・レッド・グリーンの好きな色から選択できる。
  • 70グラムと少ない遺骨量での作成が可能。

TOMONi

東京青山にショールームのある日本の遺骨アクセサリー会社です。遺骨ダイヤモンドの製作はスイスで行います。

特徴としては

  • オープンショールームが東京にあるので、実際の遺骨ジュエリーを見学することができる。
  • ダイヤモンドの他に遺骨を使った装飾品や、世界初の遺骨サファイヤなど他の商品も取り扱っている。

遺骨以外から作るダイヤモンド

「もし遺骨の炭素量が足りなかったら?遺骨そのものの量が少なかったら?」

「遺骨を使うのにはやっぱり抵抗感がある…。」

そういった場合に遺骨以外からダイヤモンドを作る方法があります。ダイヤモンドに必要な炭素があれば合成ダイヤモンドは作れるので、遺骨以外の炭素を抽出できる品から作ることになります。

以下に例を挙げていきます。

スタイラス・ダイヤモンド

分骨していたり、小さな子供の遺骨で量が少ないということもあるでしょう。そういった遺骨だけでは炭素の量が足りない場合に、アルゴダンザ社では遺骨の他に思い出の品から炭素を抽出して補うことで製作ができるようにしたスタイラス・ダイヤモンドという方法を2008年より始めています。

炭素を抽出するための思い出の品は天然素材の品に限られますが、アルゴダンザ社では手紙・家族の髪・本などをおすすめしています。

ヘアダイヤモンド

宗教上、火葬を行わない国や地域もありますよね。また遺骨を加工するのは憚られるという方のために毛髪からダイヤモンドを作るヘアダイヤモンドという方法があります。

毛髪は炭素が豊富に含まれているので、ヘアダイヤモンドの製作に必要なのは10グラム程度と遺骨に比べてかなり少なくて済みます。またご家族の髪の毛を混ぜても大丈夫だそうです。

費用は遺骨に比べてやや安く、遺骨ダイヤモンドと併せて人気の供養方法になりつつあります。

最近では、愛犬などのペットの遺骨や毛からダイヤモンドを作られる方も増えています。

遺骨ダイヤモンドは嘘?口コミ【まとめ】

この記事では、遺骨ダイヤモンドは嘘なのかどうかについて、遺灰を使ったダイヤモンドの仕組みや知識・口コミをまとめて解説してきました。

結論としては、遺骨ダイヤモンドは20年前から始まった新しい技術ではありますが、嘘ではなく天然ダイヤモンドと同等かそれ以上の品質を誇る合成ダイヤモンドです。

メモリアルダイヤモンドやダイヤモンド葬と別の呼び方をすることもありますが、基本的にはすべて故人の遺骨や毛髪からダイヤモンドを作り出すことを指します。

実際に遺骨ダイヤモンドという供養方法をした方がSNSで話題になるなど近年注目されています。お墓はいらないという声もよく聞く現代社会では、お墓を立てる費用で遺骨ダイヤモンドを作るという選択肢をとる方も多いようです。

遺骨ダイヤモンドが嘘ではないかと悩んでいる方は、ぜひこちらの記事を参考に安心して依頼する会社を比較検討していただければ幸いです!

≫≫遺骨ダイヤモンドを売る方法は?鑑定・相場について

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