葬儀や法事の連絡を受けて久しぶりに出してきた喪服。袖を通してみると…
「ファスナーが上がらない!」
「お腹がぽっこり。ボタンが閉まらない!」
「腕がパツパツ!」
そもそも喪服ってたまにしか着ないし、着るたびにきつくなってる!なんてことも。(悲しいかな、わたしのことです)
買い直せば早いけど喪服は高いし、欲しいサイズがすぐ買えるとも限らない。どうにかこの喪服を着る方法はないかしら?と焦っているあなた!
大丈夫!方法はあります。
今回は、そんな「太って喪服が入らない!」という時に、どうにか着るための対処法と、どうしても無理だったときに駆け込めるおすすめのお店をご紹介します。
【目次】
太って喪服が入らない!着るための対処法

まず確認しておきたいことは「どのくらい入らない(オーバーしている)のか」ということ。
・ジャケット:腕がきつい。しっかり羽織れない。
・ワンピース:腕がきつい。ファスナーが腰より上がらない。
・パンツ:太ももで引っ掛かる。上まで上がらない。
こういう状態なら、残念ですが諦めてUPサイズの喪服を用意した方が良さそうです。
でも「ワンピースやスカートのホックがきつい」「ズボンのボタンが閉まらない」という方なら、次の方法で乗り切れるかもしれません。
ぜひチェックして試してみてくださいね。
補正下着を着ける
女性なら補正下着やガードルなどを着けるのも一つです。
脚やお腹を部分的に押さえてくれるものからボディスーツタイプまで多くの種類があり、気になる部分をカバーできて便利です。
ぽっこりお腹や、たるんだヒップをぐいっと引き上げてくれるので、1〜2サイズオーバーならスルッと入ってしまうことも。
想像以上に効果があったのは、上半身用の胸を開いて背筋を矯正してくれる(肩から下腹まで繋がった)タイプ。
背中の肉を押さえつつ、姿勢が整うと「ジャケットがスルッ!ボタンも留まる!!」なんてことがあるので、スーツの肩周りがキツイ!という方にはぜひ試してほしいです。
気をつけたいのはなるべく無理のない着用感のものを選ぶこと。
葬儀は長時間に加えて、座る・立つ・移動するなど意外と動きが多いです。キツイ喪服のせいで具合が悪くなった!なんてことがないように。
アジャスターを使って広げる
ジャケットではなく「中に着ているワンピースやスカート・ズボンのボタン(ホック)が閉まらない」という時は、簡易的にサイズを広げることが可能です。
これには条件が一つ!絶対に上着を脱がないこと。
身近なものでは「安全ピンや黒ゴムを使う方法」のほか、市販されているウエスト部分を広げるアジャスターキットなども便利です。
<安全ピンを使った応急処置:ファスナー>
ファスナーを上げられるところまで閉め、それ以上の部分は間が開いた状態で安全ピンで留めて固定する。
<黒ゴムを使った応急処置:ボタン>
ボタンホール側に輪っかにしたゴム(できれば黒・髪ゴムでOK)を通して固定し、そのゴムでボタンを留める。
どの方法も綺麗に閉まるわけではないため、ずっと着続けるのは無理ですが、急場しのぎには使えます。
これはマタニティ用の商品ですが、開いたボタンやファスナーから中が見えてしまうことがなくて安心ですよね。
カバー部分をトップスにうまく隠せれば問題なく着られます。
時間があるならお直しに出す
法事や混み合う時期の葬儀など、予定までに時間があるなら洋服のリフォーム店でお直ししてもらうのもおすすめです。
やはり急場しのぎでハラハラしながら着ているより安心できますよね。
例えば、ズボンやスカートのウエスト出しだと1〜2サイズUPくらいなら2500円〜4000円前後で済むので、買い直すよりかなり出費を抑えられます。
紳士服店で買った喪服なら、アフターサービスとして安価にお直ししてくれるお店もあります。(ウエスト出し:1000円前後〜)まずは買った店に問い合わせてみてください。
どちらにお願いしても、期間はおよそ一週間〜10日程かかります。
でも、葬儀まで10日もない!もう少し早く喪服が必要!という方は、次項にご紹介する「太って喪服が入らないときに頼れるサービスとお店」を知っておけば大丈夫。
太って喪服が入らない時に頼れるサービス&お店

手持ちの喪服をあきらめて新しい喪服を用意したいときに駆け込める、おすすめのサービスやお店を集めました。
喪服を使う日までの日数によっておすすめ順位が変わりますが、あなたのニーズに合わせて選んでみてくださいね。
喪服レンタルを利用する
今回は諦めてワンサイズ上の喪服を用意するけど、絶対痩せて元の喪服を着るんだ!という、堅い意思をお持ちの方には喪服レンタルもおすすめ。
今回だけサッと借りて、手持ちの喪服が増えることもなくスペース要らずなのがメリットです。
実際の店舗が近所になくても、ネットショップなら最短で翌日に受け取れるショップもありますよ。
デメリットとしては、何度も借りるとその分お金がかかります。
次の訃報がいつになるのかは誰にもわかりませんから、思い切ってサイズの合う喪服を新調しておいた方が安心感はあるでしょう。
(ご自身のダイエット計画と合わせてのご検討をおすすめします!)
サイズ展開豊富な店で買う
実際に店舗に出向いて喪服を買いに行く時は、とにかく『サイズ展開の豊富な店』に行ってみることがおすすめです。
せっかくお店に出向いたのに、ほしいサイズがなくてお店をはしご〜(泣)なんてことを防げます。
予定まで何日かあるなら、オンラインショップもおすすめです。
イオン
おなじみイオンにも喪服のコーナーがあります。
サイズ展開は、男性用がA4〜E8の20サイズ。女性用では5号〜23号までに対応。価格も1万円台から7万円を超えるものまで幅広く揃っています。
小物や靴、バッグに至るまで、全て一箇所で買えるというのも助かりますね。
洋服の青山
サイズ展開は、男性用がそれぞれの体型に合わせた24サイズ、女性用は1号〜29号に対応。サイズと品揃えの良さはさすがですね。
価格は少し高めですが、それぞれのサイズを活かしたデザインや、背の高い女性に嬉しい「丈の長いシリーズ」など他に見ない商品展開も魅力です。
AOKI(アオキ)
サイズ展開は、男性用ではそれぞれの体型に合わせた38サイズ、女性用は5号〜25号に対応。紳士服店ならではの圧巻のサイズ展開です。
長く着られる品質の『10年フォーマル』や、手入れのしやすい『洗えるフォーマル』など特色ある商品も気になります。
マルイ
レディスが中心になりますが、マルイにもフォーマルコーナーのある店舗があります。
サイズ展開は3~23号、トールサイズ(7~15号)と幅広く、オーソドックスからブランドものまでデザインも豊富。バッグや念珠など雑貨類もあるので、コーディネートできて便利です。
ちなみに、マルイには「マルイ ウェブチャネル」というオンラインショップもあります。
在庫があれば翌日発送も可能です。5号〜21号とサイズが豊富なので、3〜4日の猶予があるならおすすめですよ。
Amazon(アマゾン)・楽天市場
Amazonや楽天市場のネットショップでも喪服は売っています。
サイズ展開は、男性用がA3〜E8、女性用ではS〜8Lまで見つかりました。
品揃えも多く便利なオンラインショップ。実物を見られないのが難点ですよね。
その点、AmazonではPrime会員になって『Prime Try Before You Buy』という試着サービスを利用すれば、実際のお店と同じように試着できちゃうのでおすすめです。
Prime会員なら最短到着の『お急ぎ便』も無料ですよ!
<Prime Try Before You Buy>
サイズ違いやデザイン違いなどをまとめて送ってもらい、試着して気に入ったものだけを買い取るサービス。(7日間以内なら返送無料)
楽天市場にあるフォーマル専門店のほとんどが「試着チケット」システムを採用しています。
「試着チケット」が500〜800円で販売されていて、それを購入すると2〜3点の礼服/喪服を注文でき自宅で試着ができるので安心ですね。
ユニクロ
ユニクロでは喪服自体の取り扱いはないのですが、ブラックスーツをセミオーダーできるサービスがあります。
普段使いもできるユニクロのブラックスーツで喪服に代用するのは賢い選択だと思います。
サイズ展開は、男性用・女性用ともにXS〜3XLまでの9サイズ。さらに袖丈や着丈をそれぞれ選べます。
特別大きいサイズはありませんが、自分のサイズぴったりに作れるのが魅力。
オーダーから最短3日後から受け取れるので、葬儀まで5日くらい日にちがある方にはおすすめですよ。
まとめ
今回は、太って喪服が入らない時にどうにか着るための対処法と、駆け込めるおすすめのお店をお伝えしてきました。
・補正下着とアジャスターは手軽で効果あり。
・1〜2サイズUPまでならお直しでもOK(〜10日かかる)
・物を増やしたくない人には、喪服レンタルがおすすめ。
・今日すぐ必要なら「サイズが豊富な店」へ。
・何日か余裕のある人はオンラインショップもおすすめ(翌日〜5日位)
お役に立てたでしょうか?
葬儀の前は慌ただしくて、ゆっくり考える暇がないかもしれません。
まずは手軽にできる方法から試して、無理だったらできるだけ早くお店へ行ったり注文できるよう、この記事を参考にしてみてくださいね。