お通夜/お葬式

葬式に真珠のアクセサリーをつけないとマナー違反?

葬式に参列する時、女性は真珠のネックレスをつけるイメージが強いですよね。

真珠のネックレスを持っていないけど、つけないといけないの?

真珠以外のダイヤモンドなど他の宝石のアクセサリーはあり、なし?

お葬式では指輪やピアス、時計などのアクセサリーはマナー的につけない方がいい?

そんな葬式における女性のアクセサリー着用のマナーのありなしに関する疑問について解説していきます。

葬式にアクセサリーをつけないのはマナー違反?

実はそもそも葬式にアクセサリーをつけない事が常識とされていました。

本来アクセサリーとは着飾るためのものであり、故人を弔う場においては不必要と考えられていたのです。

またもう一つの要因として、日本は世界でも稀有な宝飾品をつけない民族だったことも挙げられます。

古墳時代の6世紀頃で装飾品の歴史は途絶え、そこから明治維新までおよそ千年以上宝石を着飾る文化がありませんでした。

しかし洋装が主流となってくるとともに、ネックレスや指輪などのアクセサリーを着ける文化も定着していきました。

和装と洋装の喪服マナーの違い

日本は和装文化であり、そもそもネックレスやピアスなどをつける文化はありませんでした。そのため葬式に和装で参列する場合は、アクセサリーは何もつけないのがマナーとされています。

しかし洋装やジュエリーの着用が主流となってくるとともに葬儀にアクセサリーをつけることも増えてきました。

日本の洋装におけるアクセサリーのマナーには2つの考え方があります。

・和装か洋装かに関わらず、厳かな葬儀の場でアクセサリーは不必要

・洋装はジュエリーを身につけるのがフォーマルだから正装である喪服ではむしろ必要

真反対の考え方で、どうすればいいのか困ってしまいますね。

基本的にアクセサリーはつけない方が無難ですが、つける際は失礼のないように華美ではないマナーに則ったアクセサリーを選ぶことが大事です。

アクセサリーの着用は慎重に

最近はアクセサリーが浸透してきたことで、和装でも問題ないとする風潮もあるそうです。時代によって、葬儀におけるマナーは変化していくものです。

また葬式のマナーや形式に地域差があるように、地域や年齢層によってアクセサリーの可否も変わってきますので着用は慎重にしましょう。

アクセサリーの種類などによって着用することがマナー違反になってしまうことはあっても、つけないことがマナー違反となることはないので心配な方は何もつけない方が無難でしょう。

葬式のパールネックレスはなぜ定番?マナー違反にならないデザインは?

ではなぜ、喪服で真珠のネックレスをつけることが多いのでしょうか。

真珠は潤いのある光沢から「人魚の涙」「月の涙」と呼ばれ、涙の象徴のジュエリーとされてきました。

1965年にイギリス女王のエリザベス2世が国葬において真珠のアクセサリーを身につけて参列したことから、一般的に真珠が用いられるようになったとする説があるそうです。

こうして喪に服するジュエリー(モーニングジュエリー)として真珠が定番となりました。

しかし真珠のアクセサリーであればどんなものでも喪服に着用できるというわけではなく、細かいマナーが存在します。

次に葬儀に適したネックレスについて詳しく解説していきます。

ネックレスの長さ、真珠のサイズ

ネックレスの長さは50cmを超えない鎖骨のあたりにかかるものを選びましょう。

ロングネックレスは「悲しみを長引かせる」という意味になるから避けるという説もありますが、カジュアルな印象があるためNGとされています。 

また真珠が一つだけついたものも、チェーン部分が華やかな印象になるためマナーにそぐわないとされています。

歪な形のバロックパールも避けましょう。真珠のサイズは直径7~8mmが大きすぎず小さすぎず理想的とされています。

二重はなぜダメ?

ネックレスは一連のものを選びましょう。二連以上のネックレスは「不幸が重なる」と意味づけされるため葬式の場には相応しくないとされるようです。

真珠の色

真珠には様々なカラーバリエーションがありますが、上品で控えめな印象を与える白の真珠が1番良いとされています。ゴールドやピンクのものはマナー違反となります。

色的に黒やグレーの真珠も葬儀に相応しいのでは?と考える方もいるでしょう。

マナー違反ではないのですが、色付き真珠は光沢感が強く、高価で華美なものという印象があるため地域や人によっては避けた方がいい場合もあるようです。

基本的に冠婚葬祭全てに白の真珠のネックレスは使えますので、一つは持っておきたいアイテムです。

真珠以外のモーニングジュエリー

ダイヤモンドなど輝きや色の強い宝石は葬儀の場に相応しくないためマナー違反とされます。

真珠のネックレスが定番ですが、その他にも喪服に用いられるジュエリーはあります。

代表的なものがジェットです。

ジェットとは「人類最古の宝石」の1つと言われる、太古の樹木が水底で化石化したものです。

イギリス王室でヴィクトリア女王がモーニングジュエリーとして着用していたことから一般的にも葬儀に用いられるようになりました。

他にもオニキスや黒曜石、黒珊瑚など黒い宝石のアクセサリーは喪服に合わせるアイテムとして使用できます。

しかしマナー違反とならないようにデザイン選びは注意しましょう。

葬式に指輪やピアス、腕時計はつけても大丈夫?

ネックレス以外の指輪や腕時計、ピアスなどのアクセサリーは葬儀では外した方が良いのでしょうか。それともデザインや色によってはつけてもいいのでしょうか。

各アイテムごとに詳しく解説していきます。

指輪

葬儀の場で指輪は基本的に外すのがマナーとされています。

しかし派手な色やデザインでなければ、結婚指輪や婚約指輪は身につけても良いとされています。

ゴールドの指輪やダイヤモンドをあしらったものは華美な印象を与えるので外しましょう。もし外したくないのであれば、黒い手袋をつけて隠す手段もあります。

ピアス・イヤリング

ピアスやイヤリングは葬儀の場で着用してもマナー違反にはなりません。

ネックレスと同様に白のパールを着けるのが定番で、デザインはパールが一粒だけついたものを選びましょう。

耳元で揺れるものや真珠が数個ついたものは派手な印象を与えるためNGです。

腕時計

腕時計は着けても問題ありません。しかし他のアクセサリー同様デザインには気をつける必要があります。

ゴールドなど煌びやかなイメージを与える腕時計はマナー違反になります。

シンプルで喪服に合わせても違和感のないものであれば着けても大丈夫ですが、心配であれば外した方が無難です。

まとめ

葬式におけるアクセサリーの着用について解説してきました。

まとめると

・本来日本の葬儀では、アクセサリーをつけないのがマナーだった

・洋装の喪服ではネックレスやピアスの着用は問題ない

・真珠のアクセサリーを着用するのが一般的だがマナー違反にならないデザイン選びが必要

です。真珠のアクセサリーは絶対につけないといけないものではないので無理に購入する必要もありませんが、冠婚葬祭全てに使える白真珠のアクセサリーは1つ持っておいても良いかもしれません。