葬儀・葬式の基礎知識

葬儀の喪主は誰が務める?故人の配偶者か長男どっち?

大切な人を亡くす悲しみは、はかり知れないもの。
しかしそんな悲しみもつかの間に、次に考えなければならないのは葬儀のことです。

葬儀を行うには喪主が必要ですが、喪主は誰が務めるのが適切かという疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。

一般的に喪主を務めるのは故人の配偶者や、長男のイメージが強いですが、どのような基準で決めたら良いのでしょう。

この記事では、喪主の決め方から喪主の役割、喪主を務めることになった場合に参考にできる、近年の葬儀の傾向や費用の相場について紹介します。

葬儀の喪主を務めるのは誰が適切か

さて、葬儀喪主が務めるのが適切なのでしょうか。

喪主の決め方の優先順位として、故人が遺言で喪主の指定をしていたならば、故人の遺志が最優先されます。
遺言で喪主の指定がない場合は、血縁関係の深さによって決めることが多いのが実態です。

実は、喪主の決め方に法律的な決まりはなく、複数名で喪主を務めても問題はありません。

また、遺言についてあまり知られてないこととして、民法で定めれている相続等の項目以外のことがらについては法的な強制力はなく、相続人(遺族)が必ず遵守しなければいけないというものではありません。
万が一、遺言で指定されていた方が喪主を務めることが困難な場合は、遺族間で相談して決めると良いでしょう。

喪主を務めるのは遺族の長男?

一般的に亡くなった方に家族がいる場合は、故人の配偶者が喪主になるケースが多いです。
しかし、故人の配偶者が病気や高齢であったり、気落ちしすぎてしまっていて喪主を務めることが困難な場合などには、古くからの家督を継ぐ風習から、血縁関係の深さの順番で決めます

血縁関係の深さについて、一般的には上から順番に以下のようにいわれています。

配偶者
男性の子(長男→次男→三男)
女性の子(長女→次女→三女)
両親
兄弟・姉妹

血縁関係が一番深い関係は配偶者とされ、次いで男性の子、女性の子、そして両親、兄弟姉妹と続きます。

遺族がいない場合は誰が喪主を務めるの?

もし故人に配偶者や血縁関係のある遺族がいない場合、喪主は誰が務めるのでしょうか

内閣府が発表している高齢社会白書によると、65歳以上の高齢者の一人暮らし(単身世帯)は増加している傾向にあり、 平成27年では男性が約 192万人、女性は約 400万人です。
65歳以上の人口においても一人暮らしの割合は男性が 13.3%、女性が 21.1%と高い数値となっています。
(参考)内閣府「令和元年版高齢社会白書」

このことからも、今後の高齢化社会において、故人に遺族がいないケースも珍しくない未来が予想されます。

故人に遺族がいない場合は、故人の友人や知人、もしくは老人ホームなどの施設の代表者などが喪主を務めます。
さらに喪主は1人ではいけないという決まりもありませんので、複数名で喪主を務めることもできるのです。

また、もしご自身に配偶者やお子さんがいない場合には、事前にご自身で葬儀について決めておけるサービスもあります。

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葬儀における喪主の役割

そもそも葬儀に喪主がなぜ必要なのか、そして喪主の役割とは何なのでしょうか。

喪主は葬儀を主催する責任者であり、遺族の代表として故人の代わりに参列者をお迎えする役割を担っています。
そのため、葬儀には欠かせない存在なのです。

葬儀をあげるために喪主がすること

喪主の代表的な役割は葬儀全体の取りまとめにあります。
また、葬儀を主催する責任者・遺族の代表者としての立場から、以下の役割を担います。

  • 葬儀の手配葬儀の日程、段取りを決める
  • 弔問の応対
  • 通夜、告別式での来賓者や住職への挨拶
  • 接待葬儀費用の支払い
  • 死亡届などの手続き

地域や葬儀の規模によって、具体的に行う役割は異なることもありますが、喪主は葬儀の責任者(監督する立場)であるということを覚えておくと良いでしょう。

喪主と施主の違いとは

「喪主」とあわせて「施主」もよく聞く言葉ですが、その違いは役割にあります。

喪主には前述のように、多岐にわたる役割がありますが、施主の主な役割は葬儀全般の費用管理を担うことにあります。
葬儀の費用=お布施 をする主 であることから由来して、「施主」という言葉が充てられています。

施主も喪主と同じように、誰が務めなくてはならないという決まりはありません。

また、大半は喪主と施主を兼務して行うケースが多いため、はっきり区別されないことが多いのです。

喪主の心得と必要なマナー

喪主は葬儀の責任者で遺族の代表者であるとともに、亡くなった故人の代理人として参列者をお迎えする役割があります。

故人の最期を気持ちよく、あたたかく送り出すためにも、喪主を務めることになった場合に必要な最低限のマナーはおさえておきたいところ。

ここでは喪主として葬儀を行う際に必要なマナーについて、2つのポイントに絞ってお伝えします。

喪主のマナー【挨拶】

葬儀の際の喪主の一番重要な役割といっても過言ではないものが、この「挨拶」です。

喪主が挨拶をする場面は、一般的には葬儀中の通夜の後、告別式の後と、お斎(会食)の後になります。

会葬(葬儀・告別式に参列すること)して、焼香や献花をしてくれた一人ひとりへお礼の言葉をかけることも、喪主の重要な挨拶の役割です。

挨拶をする際の注意点としては、葬儀のような不幸が続くことは望ましくないため、忌み言葉の使用は避けることを覚えておきましょう。

忌み言葉の例

  • たびたび
  • つぎつぎ
  • ふたたび
  • またまた
  • 重ね重ね
  • 続いて

喪主として挨拶をすることになった際は、上記のような忌み言葉をくれぐれも使用しないように気をつけましょう。

喪主のマナー【服装】

喪主の通夜での喪主の服装については、男女ともに正式喪服でなく略式で大丈夫です。

男性は白いワイシャツ以外のスーツ、ネクタイ、靴下をすべて黒色で揃えます。喪主の通夜
和装の場合は黒系の小紋の着物(無地)に一つ紋もしくは三つ紋の羽織と袴を身に着けます。
女性は黒色のワンピースもしくはツーピースのスーツに、和装の場合は黒色無地もしくは地味な無地の着物にします。

葬儀の際の喪主の服装については正式喪服を着用します。

最近多く見かける洋礼装の場合では、黒のモーニングと黒色のネクタイが正式喪服です。喪服で過ごす際は、上着は脱がず、ネクタイを緩める等も極力控えた方が良いでしょう。

和装では慶事と同じ装いで良いです。黒羽二重の染月五つ紋付きと羽織袴に、袴は仙台平で角帯、下着の衿は羽二重で白やグレーにします。

女性の場合でも最近では洋装が増えてきており、黒無地のフォーマルスーツやワンピースに、靴は飾り等が付いていない黒色のパンプスが正式とされています。
アクセサリーについては、結婚指輪を除いて基本的には付けないことが望ましいですが、一連パールのネックレスやイヤリングであれば、マナー違反にはなりません。

近年の葬儀の傾向と費用相場

葬儀と聞いて思い浮かぶのは遺族・親族をはじめ、友人や会社関係者などのご縁があった方が参列する一般葬ですが、近年は一般葬以外のかたちで行う葬儀も増えています。

では、近年の葬儀の傾向と費用相場はどのようになっているのでしょうか。

近年は「家族葬」が増えている

「家族葬」という葬儀をご存知ですか?

家族葬はその名のとおり家族だけで行う葬儀です。近ごろでは人気のある葬儀形式となっており、家族葬を選ぶ遺族の方はとても増えています。

近年で家族葬が増えている理由の背景には、核家族の増加や、高齢化によって故人が高齢の場合に参列者が少ないこと、また昔と違って大規模で豪華なお葬式が必ずしも良いとされるわけではなく、時代に応じた価値観の変化による影響もあります。

その他に家族葬にするメリットとして、家族だけでゆっくり故人をお見送りすることができる点があります。
また、参列者への返礼品や、お通夜と葬儀の会食に費用をおさえることができるため、経済面での心配を少なくできる点も家族葬のメリットといえます。

高額な葬儀費用を安くする為には

一般葬にかかる費用の全国平均金額は、およそ178.2万円です。(鎌倉新書「第3回お葬式に関する全国調査」2017年より)
出典:公益財団法人 生命保険文化センター

急な出来事であるケースもあり、高額な葬儀費用を急には用意できないこともあるかもしれません。
また、近ごろでは古くからの「立派な葬儀が故人への供養」という価値観が薄れてきていることもあり、小規模な葬儀を行うご遺族も増えてきています。

故人の希望の形を葬儀で表現する方法

「費用面での制限はあるけれど、できるだけ故人をあたたかく送り出したい」
「故人が生前に遺した葬儀の希望を叶えてあげたい」

そんな希望を叶えるには、以下の葬儀仲介業者や葬儀社を活用するのも良いでしょう。

費用を抑えた葬儀なら「小さなお葬式」

「小さなお葬式」は、2009年10月にWeb葬儀のパイオニアとして誕生した葬儀仲介業者です。
現代の葬儀規模やニーズに合わせて家族葬に特化してサービスを提供しています。

「小さなお葬式」には、家族葬をメインとして無駄を省いて低価格に抑えた5つのセットプランが用意されています。葬儀実施数についても累計15万件以上と、着実に実績も積んできており、昨今で注目されている葬儀仲介業者のひとつです。

故人の希望を叶える丁寧なお見送り「アーバンフューネス」

「アーバンフューネス」は、結婚式プロデュース会社出身の代表取締役社長のもと、故人の生き方や人柄を知ったうえで、故人の気持ちを参列者に伝える葬儀を行っています。

悲しみに沈んでいる遺族にも、葬儀を通して新しい一歩を踏み出してもらいたいという想いをもって、故人の「その人らしい葬儀」を行うことが得意な葬儀社です。

亡くなった方の生前の生き方や人柄に沿って「エンディングプランナー」が葬儀のプラン立てを行い、葬儀後のアフターフォローもしてくれます。
故人の人柄やイメージ、遺族の想いを、美しい花祭壇にして葬儀を彩ってくれるプランも特徴的です。

NHKで紹介された、安心の葬儀社 アーバンフューネス

まとめ

葬儀喪主誰が務めるかということにおいて法律的な決まりはなく、決め方は自由で複数人いても問題はないことをお伝えしました。

しかし、一般葬を行う場合は血縁関係の深さで決めることが多く、大抵の場合は配偶者か、男性の子(主に長男)が務めることが多い傾向にあります。

近年増加している「家族葬」などの小規模な葬儀を行う場合は、一般葬より費用が抑えられ、喪主にかかる負担も少ない傾向にあります。

喪主を務めることになりそうな方は、遺族と相談して家族葬など小規模な葬儀も検討してみるのも良いのではないでしょうか。

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最近 祖母と祖父を続けて亡くしました。大切な人を失う気持ちはまだ鮮明なまま、そして葬儀の大切さを肌で感じています。誰にでもいずれ訪れるお別れのとき。皆さんが後悔しないためにも、日々リサーチを重ねて有益な情報をお伝えしたいと思っています。他にも海外テーマパークに関するブログを運営しています。
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