喪服/礼服

喪服を入学式に着てもいい?アレンジ方法や着こなしの注意点

喪服を入学式に着てもいいのか?私も疑問に思った事があるのですが、なかなか友人や家族に聞く事ができずネットで調べた経験があります。

ブラックスーツ、フォーマルスーツ、礼服など卒業式や入学式などを含めた式典で着るイメージのある黒色のスーツの呼び方ってたくさんありますよね。

その中でも「喪服」はやはりお葬式・お通夜の時だけに着る物?併用はダメなのか悩んでいる方のために詳しくまとめました。

喪服・礼服の意味の違いや見た目の違いだけでなく、後半では入学式スーツについての情報も添えてますので最後まで読んでくれると嬉しいです。

喪服を入学式に着てもいいか?結論

喪服を入学式で着てもいいのか?

結論から言うと喪服を小物・アクセサリー等でアレンジして入学式に着用しても大丈夫です。

注意する点はありますが、あたながお持ちの喪服を活用できますので安心してくださいね。

一般的にフォーマルウェアとは冠婚葬祭などの際に着る式服のことで、公的な場所で着用する衣服のことをいいます。

黒色のフォーマルウェアをブラックフォーマル、様々な色のフォーマルウェアをカラーフォーマルと分けて店舗で売られているところが多いです。

ブラックフォーマルは、おもに弔事(葬儀・告別式・通夜・四十九日・一周忌・三周忌までの法要や法事など)に着る洋服のこと

カラーフォーマルは、おもに慶事(結婚式・披露宴・結納式・祝賀会・記念式典・入学式・卒業式・パーティーなど)に着る洋服のこと

このように着用シーンが明確に分かれているフォーマルウェアですが、なぜ弔事に着るブラックフォーマルを結婚式や卒業式などのセレモニーに着る方がいるのでしょうか。その理由を解説します

ブラックフォーマルの歴史

喪服を含め現在のブラックフォーマルが出来上がったのは1960年代、着物の生活から洋服の生活へと変化していった時代です。

冠婚葬祭で着る「黒の着物」→「黒の洋服」にアレンジして作られました。

①シンプルなブラックフォーマルはお葬式用

②アクセサリー等で華やかにして結婚式用

上記のように「黒い洋服」=ブラックフォーマルを冠婚葬祭用とし、謹んで出席する式典と華やかなお祝いの場とで使い分けるようになります。

さらに時代の流れで、華やかな式典・パーティーなどではカラーフォーマルを着用する女性が増えていきます。

しかし、「黒」は他の色に染まることがないことから「誠実さ」「正式な」「まじめ」「高級」というイメージがあるため入学式や結婚式などの華やかな式典でも「黒」を好む女性が多くいらっしゃいます。

私も黒のドレスやワンピースを好む事があるのですが、「凛とした大人の女性感」や「着痩せ効果」もあるように感じています。

ここまでしっかりと読んでくださった方は、ではブラックフォーマルは冠婚葬祭に着用できる洋服だと理解して頂けたと思います。

現在ブラックフォーマル売り場では、様々なタイプのものがより一層増えてきました。

行事・式典に分けて失礼のないよう、また人前で恥をかかないでいいように最低限の喪服・礼服の見た目の違いも覚えていくといいでしょう。

喪服・礼服の見た目の違いがわからない場合のチェックポイント

基本的にブラックフォーマル=礼服は黒いフォーマルな洋服なので、分類的には違いはありません。

ブラックフォーマル=礼服の一部でお葬式に着ていく用のスーツを「喪服」と私たちは名付けているのです。

概念は一緒ですが、「喪服」として作られたブラックフォーマルは見た目で違いを見分ける事もできます。

≪喪服と礼服の見た目の違い≫

①黒の濃さ:濃い黒「漆黒」と呼ばれ喪服向き

②光沢の有無:喪服は光沢なし、礼服は光沢ありでもOK

③レースや飾りの有無:喪服には質素な作り、礼服はレース・飾りOK

④スーツの布質:喪服はウールが無難

慎みの場であるお葬式では、輝き感・華麗さを出すと失礼になるので深い黒「漆黒」で光沢やレース等のないシンプルなデザインが好まれます

特にポリエステル素材のものは、黒が薄く光が当たると光沢感が感じられるので「喪服」としては適していません。

また、ご自身やご家族の方は喪主を務める場合には喪服の中でも「正喪服」と呼ばれるよりフォーマル感の高い品のあるブラックスーツを着用するのが基本になっています。

「正喪服」は黒の色合いが濃く「漆黒」で高級感があり、かつフォーマル度も高いので入学式に着ていくのは避けた方がいいかもしれないですね。

正喪服よりもフォーマル感の低い「略喪服」だと入学式にもアレンジ可能なものが多いかと思いますので、略喪服を入学式にアレンジする方法、着こなし方法を解説していきます。

喪服を入学式用にアレンジ/着こなし方法

喪服を入学式用にアレンジする方法を解説します

喪服レディース入学式用にアレンジ/着こなし

喪服レディース服のアレンジポイント

ジャケットを黒→カラーに変更

コサージュを付ける

スーツならインナーを華やかなものに変更

バックを黒→カラーに変更

ストッキングは黒→ベージュ

靴を黒→カラーに変更

喪服レディース服には、くるみボタンや刺繍のような装飾が施されている場合があります。そのまま着用すると喪服っぽく見えてしまうので、装飾を外すかくるみボタンが使われているジャケットだけを変更するといいでしょう。

基本的に黒一色では喪服っぽさが出てしまうので、ご自身に合う色でアレンジしてみてください。

最近では、ブラックフォーマルのパンツタイプやワンピースも増えているので喪服の一部を併用して着こなすのもありだと思います。

喪服メンズ入学式用にアレンジ/着こなし

メンズの喪服を入学式用にアレンジするのは、レディース服よりも簡単に出来そうですね。

喪服メンズ服のアレンジポイント

シャツをおしゃれにする、カラーに変更

ネクタイを黒→カラーに変更

靴を光沢のない→光沢のある靴に変更

ポケットチーフやカフスボタンで演出

ベルトや時計でアレンジ

父親が入学式で目立ちすぎるのは良くないですが、喪服を入学式用にアレンジするなら小物でアクセントをつけてあげましょう。

喪服を入学式用にアレンジする時の靴に注意!

喪服・礼服の見た目の違いでも詳しく解説してありますが、靴も材質で履き分けするといいでしょう。

喪服として着用する場合、光沢感のある靴は避ける必要があります。黒色の布製のパンプスでヒールが低いものを選びましょう

入学式などの式典の場合は、黒にこだわる必要はないですし光沢感があっても大丈夫です。

入学式スーツママどこで買う【2022】

入学式のフォーマルスーツはどこで買うのが良いのでしょうか?

フォーマルスーツは専門店以外でもデパートやインターネットでも購入できる時代ですね。

冠婚葬祭に着回しができるしっかりとしたブラックフォーマルを1点持っておきたいと思う方はフォーマルスーツ専門店がおすすめです。

金銭的に余裕のある方は、オーダーメイドで作ってもらうと自分の体にピッタリフィットしていいかもしれないですね!

<高級ブラックフォーマルブランド>

▶︎三越伊勢丹ブラックフォーマル

▶︎自由区 FORMAL ▶︎TOKYO IGIN NINA RICCI

<1万円前後で購入可能なブラックフォーマル専門店>

▶︎アッドルージュ ▶︎リーズナブルなフォーマルスーツ

最大80%OFFのセール中

1万円以下で入学式用にジャケットを買って持っているフォーマルスーツと合わせるのもありですね!

入学式スーツママに人気【30代/40代/50代】

卒業式ではお世話になった学校・先生方に敬意を示す式典なのでフォーマル感はより高く、ブラックフォーマルを好む方が入学式より多いように感じます。

春の門出を祝う華やかな入学式では、春らしいカラーフォーマルが人気のようです。

まとめ

日本の歴史から辿るとブラックフォーマルは冠婚葬祭に使われるフォーマルスーツなので、着こなし次第でお葬式でも入学式でも併用は可能である事がわかりました。

お持ちの喪服をアレンジして入学式に出席される方は、

ジャケット、コサージュ、バック等がアクセントになるようにカラーのものに変更させるといいですね!くれぐれもそのままシンプルなブラックスーツ、黒のストッキングで出席しない用にご注意ください!