葬儀・葬式の基礎知識

密葬は家族葬よりも安い?トラブルを起こさないための注意すべき点

自分の家族にいきなり不幸が訪れた時、即座に決断しなくてはいけないのが「葬儀」のことですよね。

葬儀・葬式の知識もない、どれくらいの方に声をかけていいのかも検討がつかない!そんな時に一番気になるのが、葬儀・葬式の費用ではないでしょうか?

小さな葬式をイメージさせる「密葬」や「家族葬」言葉は聞いた事があるが、どう違うのか?どちらの方が費用が安いのか?また、自分が選ぶ葬式で親戚間のトラブルが起きないだろうか?と心配している方に読んで頂きたい記事です。

密葬は費用の安さだけではない!こんな方におすすめ

近年、葬儀の選び方が非常に多様になり、それに伴って「密葬」が注目されています。

一般的な葬儀は数百万円かかるのに対し、「密葬」は数十万円で済むという、費用面からも非常に人気があります。

また、葬儀といえば準備や参列者への連絡など煩雑な作業が多く、故人と最後の時間をゆっくり過ごすこともままなりません。

✔なるべく費用は押さえたい

✔準備や片づけ、参列者への連絡などを簡単に済ませたい

✔周りに気を遣うことなく、故人と最後のお別れをしたい

という方には、「密葬」は非常におすすめです。

密葬とは?他の葬儀との違いは何か?

遺族や故人の意向、あるいは予算によって選ばれる葬儀は様々です。

今回紹介する「密葬」は近年注目を浴びつつある葬儀の形です。

なぜ、「密葬」を選ぶ人が増えているのでしょうか。

「密葬」とは

そもそも「密葬」がどのような葬儀のことを指すのか、いまいち理解できていない人も多いと思います。

<メモ>

「密葬」とは、親族や遺族のみで行われる小規模な葬儀のことを指します。この葬儀が終わった後に、近所の方や周囲の方向けに本葬やお別れの会が行われます。

つまり「密葬」では、本葬やお別れの会が行われることを前提とした葬儀なのです。

<メモ>

本葬:遺族や近親者のみで「密葬」を終えた後、改めて葬儀を行うことを指します。大勢の参列者を見込んだ葬儀や告別式のことを指す場合もあり、有名人などでよく見られるスタイルです。

お別れの会:「密葬」を終えた後、友人や知人が集まり、後日故人とお別れをするための場を設けることです。特に決まったルールはなく、進行や演出に関しても遺族を含む主催者が自由に決めることができます。

 密葬のメリット

「密葬」を選ぶメリットとしては以下の通りです。

✔費用が安く抑えられる

✔参列者は近親者や遺族のみなので、葬儀が小規模で済む

✔故人と最後の時間をゆっくり過ごすことができる

✔周囲に気を遣わずに済む

✔準備に時間を取られない

「密葬」が人気な理由の一つは、何と言ってもその費用の安さです。

一般的な葬儀の場合、参列者の数にもよりますが数百万はかかってしまいます。

一方、「密葬」だと通夜や告別式がなく、参列者も限られた人数のみなので数十万円で済みます。

この差は非常に大きいです。

また、一般的な葬儀の場合では、参列者への連絡や葬儀の準備に時間を要するため、故人との最後のお別れがゆっくりできないという状況に陥ってしまいます。

「密葬」であれば、故人のために時間を費やすことができ、最後の瞬間までしっかりと見送ることができます。

葬儀は、肉体的にも精神的にも想像以上に疲弊してしまうものです。

故人を目の前にして、葬儀の準備などに振り回されてしまうくらいなら、「密葬」でゆっくりと最後の時を過ごす方が良いのではないでしょうか。
詳しくは別記事を参考にしてください→内部リンク(公開予定)

他の葬儀と何が違うのか

では、「密葬」と他の葬儀とでは何が大きく異なるのでしょうか。

<一般的な葬儀の特徴>

・臨終を迎えたら、医師・近親者へ連絡

・死亡診断書を受け取り、エンゼルケア(清拭)を行う

・葬儀社を呼び、安置所へ搬送

・葬儀の打合せ後、参列者に連絡

・納棺をし、通夜・葬儀・告別式

・出棺後火葬・埋葬

亡くなってから火葬まで、約3日程かかります。

ただ、病気ではなく事故で亡くなった場合、火葬までに最長1週間以上かかる可能性もあります。

<一般的な葬儀の費用>

数百万円

<密葬の特徴>

前半部分は一般的な葬儀と同じです。

しかし「密葬」の場合、通夜や告別式を行わずに納棺となります。

また、参列者への連絡も特になく、近親者のみで執り行われます。

<密葬の費用>

数十万円

密葬と家族葬の違い

よく誤解されがちなのが、「密葬と家族葬は同じもの」という認識です。

たしかに大まかな部分はよく似ています。

しかし、実際は別物ですので「密葬」と「家族葬」を混同しないように注意しましょう。

似ているようで少し違う「密葬」と「家族葬」

「密葬」と「家族葬」の違いをご説明します。

<メモ>

「家族葬」とは、遺族や親族、故人と縁が深かった知人だけで行われる小規模な葬儀のことを指します。「家族葬」の流れや内容は、一般的な葬儀と相違なく、通夜や告別式もあります。

<メモ>

「密葬」とは、「家族葬」のように遺族や親族のみで行われる小規模な葬儀です。しかし、葬儀後に本葬やお別れの会が行われることを前提としています。

<メモ>

本葬:遺族や近親者のみで「密葬」を終えた後、改めて葬儀を行うことを指します。大勢のの参列者を見込んだ葬儀や告別式のことを指す場合もあり、有名人などでよく見られるスタイルです。

お別れの会:「密葬」を終えた後、友人や知人が集まり、後日故人とお別れをするための場を設けることです。特に決まったルールはなく、進行や演出に関しても遺族を含む主催者が自由に決めることができます。

本葬があるかないかで呼び方が変わる

「密葬」は、通夜や告別式がない代わりに、本葬やお別れの会を行います。

この点が、「家族葬」との大きな違いです。

もちろん「密葬」と言えど、近親者のみで通夜や告別式を行うケースもあります。

これは予算や準備期間、遺族の意向次第ですので様々な「密葬」が存在します。

密葬は安い?家族葬と費用を比較

「密葬」と「家族葬」は同類と見なされがちなため、どちらの方が安いのか理解していない人も多いです。

やり方によっては、「密葬を選んだのに思ったより高かった」という場合もあるので、まずは費用相場をしっかり認識することが重要です。

密葬の費用相場

遺族や近親者のみで行う小規模な葬儀のみであれば、約20万円前後です。

通夜や告別式がない分、この部分に関しての費用は非常に安く済みます。

しかし、その後に行われる本葬やお別れの会の規模によっては、一気に金額が跳ね上がってしまう場合もあるので、一概に安いとは言えません。

家族葬の費用相場

「家族葬」は一般的な葬儀の形と変わらないので、通夜や告別式も行われます。

参列者は限られるため規模は小さめですが、それでも約50万円以上の費用がかかります。

【結論】本葬、参列者の数によっては密葬の方が安い

「密葬」は、通夜や告別式を行わない分、費用面において非常に安く済ませることができます。

ただ、その後の本葬やお別れの会の規模を大きくしてしまうと、そちらで金額が上がってしまう場合もあります。

なるべく費用を抑えたいのであれば、参列者の数や本葬の規模に注意が必要です。

費用を抑えた密葬の方法と注意点

「密葬」の費用をなるべく安く抑えるための方法と注意点は以下の通りです。

✔「密葬」を行う際、遺族や近親者など限られた人数のみに連絡をする。

✔通夜、告別式を行わない旨をきちんと説明する。

✔後日行われる本葬やお別れの会の規模を大きくし過ぎない、もしくは行わない。

「密葬」を滞りなくかつ問題なく行うためには、参列者もしくは参列しない人たちに向けた適切な説明が必要不可欠です。

誤解を招いてしまえば、せっかくの故人との最後が台無しになってしまいます。

費用を抑えることばかりに目を向けるのではなく、それ以上に周囲への配慮が求められます。


実際に費用を抑えた葬儀を選びたい方に、密葬を執り行う上での注意点をまとめています。

葬儀費用を抑えた「密葬」の方法と注意点

「密葬」は他の葬儀と比較すると費用は非常に安いです。

それでも「もっと安く抑える方法はないの?」という方向けに、「密葬」をベースにした葬儀の形を紹介させて頂きます。

本葬を行わない形

一般的に「密葬」と言えば、小規模な葬儀の後に本葬やお別れの会を行います。

本葬やお別れの会があることを前提としているのが「密葬」であり、それらがない形式であれば「家族葬」として扱われてきました。

しかし、近年は高齢化が進み、「亡くなった親には知り合いも親戚もほとんどいない」というケースが増加傾向にあります。

それに伴い、本葬やお別れの会を行わずに、小規模な葬儀だけで済ませるというケースも珍しくはなくなりました。

また、予算の関係でどうしても本葬を行うことができないという場合もあります。

本葬やお別れの会を行わなければ、費用は約20万円前後に抑えることが可能なので、非常に安く済ませることができます。

密葬に「直葬」「一日葬」の要素を取り入れる

近年、葬儀の形として「密葬」が注目されていますが、そこに「直葬」や「一日葬」の要素を付け加えるというパターンも多くなっています。

<メモ>

「直葬」とは、通夜や葬儀、告別式なども一切行わずに火葬のみを行う葬儀のことを指します。

「一日葬」とは、通夜はないものの、葬儀と告別式そして火葬を一日で済ませる葬儀のことを指します。

「密葬」は遺族や近親者、縁が深かった人たちだけが参列するものですが、そこに「直葬」や「一日葬」の要素を加えたハイブリッドな葬儀を行えば、費用はより安く抑えることができます。

「密葬」を行う時に覚えておきたいマナー 

いざ「密葬」を選んだとしても、注意すべき点や配慮すべき点を疎かにしてしまうと、周囲の方に迷惑をかけてしまう恐れがあります。

「密葬」の人気が高まりつつある一方で、それを知らない人たちからすれば「非常識な葬儀」と捉えられかねません。

気持ち良く故人を送り出すためにも、最低限のマナーは守りましょう。

密葬と言えど服装には要注意

「参列者が少ないから」あるいは「本葬やお別れの会なら服装に決まりはないのでは?」と勘違いしている人も実は少なくありません。

参列者が少なくとも、葬儀後の本葬やお別れの会と言えど、それは故人を送り出す大切な葬儀の一環です。

一般的な葬儀に出る服装(喪服)で参加をし、マナーはしっかり守りましょう。

お香典のルールを予め決めておく

「密葬」や「家族葬」のような小規模な葬儀の場合、お香典は辞退するのが一般的です。

一方、「密葬」における本葬やお別れの会においては、お香典は一般的な葬儀と同様に頂くことになります。

特に小規模な葬儀に関しては、予め参列者にお香典を辞退する旨を伝えておく必要があります。

お香典に対するルールは、遺族や葬儀社などで相談をしてから決めましょう。

 

【まとめ】密葬は故人と最後にゆっくり過ごせる葬儀としておすすめ

「密葬」は、他の葬儀よりもかなり費用を抑えることが可能です。

また、準備時間や参列者への連絡などで慌ただしくなることもなく、故人と最後の時間をゆっくり過ごすことができます。

葬儀とは、参加する側もしてもらう側も非常に気疲れをしてしまうものです。

周囲に気を遣うことなく、気心知れた人たちだけで故人を見送ることは、「密葬」の魅力とも言えるでしょう。

もちろん最低限のマナーや注意すべき点はありますが、他の葬儀と比較するとそこまで難しいものではありません。

故人と向き合える最後の瞬間までを大切にできる「密葬」は、これからの少子高齢化社会においてより需要が高まる葬儀の一つとなるでしょう。

そのためにも、まずは「密葬」に関する正しい知識を身につけ、故人や遺族にとってベストな葬儀の形を選びましょう。

 

ABOUT ME
keito
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人生において幾度とない”死”、そして葬儀。大切な人との“最期”を後悔しないための情報を随時更新しています。他にも様々なジャンルの記事を執筆し、ライター歴は2019年現在で5年目を迎えました。「読む人が欲しい情報を、的確に」をモットーに、分かりやすい記事作りを心掛けています。
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