葬儀のマナー

香典返しのマナー(商品・金額相場・時期・辞退・お礼状)

小さなお葬式

お通夜や告別式で、香典を包んでいただいた方々への感謝のお返しである「香典返し」について情報を紹介します。

本記事の内容
  • 香典返しの一般的なマナー
  • 香典返しの金額相場
  • おすすめの商品
  • お贈りする時期、タイミング
  • 香典返しの即日返しについて

お葬式で香典返しについて悩んでいる方は、ぜひ当記事を参考にして下さい。

香典返しで感謝の意を伝える

香典返しは、葬儀に参列して香典を包んで頂いた方への感謝の意を伝えるお返しとなります。

また葬儀が滞りなく終わったことをお知らせする意味合いもあります。

よって香典返しは、お葬式が終わってから2週間以内に香典返しを贈ることがマナーとなります。

この葬儀が終わること(=忌明け)については、次項で詳しく説明致します。

香典返しを贈る時期

葬儀が終わる時期の考え方は、宗教によって大きく違っています。

だから故人の宗教にならって香典返しの準備を行っていきましょう。

【仏教】

仏教の場合、四十九日法要(死後49日後)が過ぎると「忌明け」となり、香典返しを準備し始めます。

【神式】

神式の場合、五十日祭(死後50日後)が過ぎると「忌明け」です。

【キリスト教】

キリスト教の場合、「忌明け」という考えがありません。

しかし一般的に、故人が亡くなってから「1ヶ月後」の召天記念日が過ぎると香典返しを贈ります。

香典返しの即日返しについて

お通夜や告別式の当日に香典返しを贈ることを「即日返し」と言います。

近年では、遺族の葬儀に対する負担を軽減するのに「即日返し」にすることが多いです。

特に故人の交友関係者が多い場合、ほぼ“即日返し”にしています。

即日返しのメリット・デメリット

香典返しの即日返しのメリット・デメリットについて紹介します。

【メリット】

即日返しの最大のメリットは、香典返しの手配にかかる遺族の負担が軽減されることです。

香典返しを贈る負担は、香典を包んでくれた参列者のとりまとめ、香典返しの品物選定、香典返しの発送などがあり、遺族の負担は相当になります。

法要の準備・各種手続きで多忙であった後に引き続き香典返しの手配などを行うのは、大変負担が大きいことです。

また後日香典返しを送る場合、どうしても送料がかかってしまいます。

即日返しの場合、送料がかかりませんので金額的に1ランク上の香典返しを選ぶことができます。

【デメリット】

即日返しのデメリットは、葬儀当日に用意すべき香典返し数が不明と言うことです。

お葬式の参列者数については、事前に目安を定め「香典返し」「通夜振る舞い」の手配を行います。

お葬式には、香典返しを若干多く準備することになりますので、余った分にも経費がかかってしまいます。

ちなみに「小さなお葬式」の香典返し・通夜振る舞いは、追加オプションです。

香典返し:1個1,000円~ 、 通夜振る舞い:1人前3,000円~

が目安となております。

また当日準備した香典返が余ってしまった場合、引取りサービスを行っている葬儀社も中にありますので事前に確認しましょう。

もし余った香典返しを引き取って貰えるサービスが使えるのであれば即日返しのデメリットは、ほぼなくなります。

高額なお香典の対応

即日返しの品物は、2千~3千円が金額相場です。

1万円以上香典を包んで下さった参列者の方に即日返しの返礼品は、値段的に不十分な品物となってしまいます。

そこで忌明け2週間以内に、追加で香典返しをお送りし対応します。

1万円以上の香典を包んで下さる参列者は、ほぼ親戚となりますので香典返しを送る人数が大勢となることは無いでしょう。

また友人・会社関係者と沢山の参列者にとっては、料金的に適正な即日返しができることになります。

香典返しの贈り方について

昔は、香典返しを一軒一軒周り手渡しながら感謝・無事葬儀が終わったことを伝えながら贈っていました。

近年では、香典を頂いた方が近隣に住んでいる訳でもありませんので郵送でお贈りすることが多くなってきております。

しかし近隣の方には手渡しで、感謝・忌明けの報告をしながら香典返しを贈るようにしましょう。

香典返しにつける掛け紙

香典返しには、「掛け紙」を掛けてお贈りするのがマナーとなります。

「掛け紙」とは、紙に水引のみが印刷された紙のことです。

よく持参するデパートで品物を購入すると「のし」を掛けるか聞かれることがあります。

「のし」は、祝う時に使われるモノなのでくれぐれも香典返しに使わないで下さい。

もし「のし」を掛けるか聞かれたら、香典返しに使うことを伝えましょう。

そうすることで、店員さんがしっかりと用途いあった「掛け紙」を掛けてくれます。

会社・上司や同僚に香典返しは必要か!?

結論から言ってしまうと

  • 会社の経費から香典が出されているなら不要
  • 個人支出から香典がだされているなら必要

となります。

会社経費から香典が出される場合、会社に対してお返しを行うことになりますので受け取り手がいません。

会社経費から香典が出されているかの確認は、慶弔規定のあるなし!経理の方にそっと確認する!などでできます。

また職場関係の香典返しを送る時期は、忌引き休暇が明けた出社時がよいでしょう。

香典のお礼とともに、会社を休み迷惑をかけてしまった上司・同僚にお詫びをこめて手渡しします。

また香典返しを渡すのは、仕事じゃありませんので勤務時間外のタイミングに行ないます。

出来ることなら忌引き明けの出社日の早い時間で、勤務時間前の朝に香典返しを渡せるようにしましょう。

香典返しにふさわしい品物

後に残ってしまう品物は、香典返しとしてふさわしくありません!

お葬式に関わるお礼品なので、後に残ってしまうとその品物を使う時お葬式のことを思い出してしまいます。

お葬式を思い出すと言うことは、あまり嬉しいモノではありませんので香典返しとして配慮が必要です。

また「お魚」や「お肉」も、香典返しとしてふさわしくありません!

お魚・お肉は、お祝いごとを連想させる品物ですので、香典返しに使うということは不適です。

香典返しの定番!カタログギフト

定番の香典返しは「カタログギフト」です。

カタログギフトは、金額さえ決定してしまえば、商品自体を選定しなくてよくなります。

贈る方によりよい品物を贈りたい!と商品選定で悩んでしまう方が多くいます。

悩むのであれば、多くの品物の中から贈られた方が欲しい物を選べるカタログギフトが、大変喜ばれることでしょう。

>>「香典返し」サイトリンク

香典返しに人気の商品

香典返しの人気商品として、定番商品のカタログギフトの他に下記のような商品が選ばれております。

《食品》

  • お菓子
  • コーヒーセット
  • 宇治銘茶

《日用品》

  • 今治タオル
  • 洗剤

が香典返しの商品ランキングとして上位となっています。

どの商品も日常的に使い、選り好みの少ない商品です。

また少し高級で日常使いでは、手を出さない商品ですから贈られた方は喜んで使って頂けます。

>>「香典返し」サイトリンク

香典返しに不適切!?商品券

香典返しとして、何かと利便性・需要のある「商品券」を贈りたいと考える方が多くいます。

商品券は「不適切ではないが不相応」な商品です。

香典返しとして「ふさわしい品物」で説明した通り、後に残ってしまう様な品物でもありませんし、「お魚・お肉」と「慶事を連想させる物」でもありません。

しかし商品券は、香典返しの金額が明確に分かってしまいます。

だから贈られる側が、金額的に多い!少ない!と認識することになります。

また何より現金・商品券を香典返しで贈られることに、不快・マナー違反だと思われる方が未だ多くいることを認識するべきです。

贈り先のことを考え商品券を選定したとしても、相手に不快と思われてしまっては、意味がありません。

出来ることなら商品券を香典返しとして贈るのは、控えましょう。

商品券がカタログギフト同様に、香典返しとして認知されるにはもうしばらく時間がかかります。

香典返しの金額相場・目安

香典返しの金額相場は、香典金額の半返しが目安となります。

よって香典金額に応じて、何種類かの香典返しを用意する必要があります。

友人・知人・ご近所の方の一般的な香典金額相場である5千円を考えると、香典返しは2,500円前後となります。

また高額な香典を包んで頂いた方には、即日返しと追加の香典返しの金額が香典の半分となるように、追加の香典返し商品を選定します。

香典返しを辞退されたら

香典を供していただいた方の中には、香典返しにかかる費用を少しでも軽減してもらいたい!などの理由から、香典返しを辞退される方がいます。

香典返しを辞退される方がいた場合、相手のご厚意をありがたく享受し香典返しを贈るのを控えるのがマナーです。

そしてお礼状とともに電話で感謝の気持ちを伝えるのです。

もし親戚など高額な香典を包んで下さった方が香典返しを辞退された場合、お中元やお歳暮など別の機会に贈り物をする気遣いが必要です。

まとめ

香典返しを贈るマナーとして、忌明け2週間以内に香典返しの品にお礼状を添えて、近隣の方には直接手渡しし遠方の方には郵送で送りましょう。

香典返しの商品として、今では「カタログギフト」が定番となっています。

またお菓子、コーヒーセット、宇治銘茶、今治タオル、洗剤などは、人気の香典返し商品となっています。

香典返し送る「忌明け」については、宗教によって違い

仏教:四十九日法要後(49日目)
神式:五十日祭(50日目)
キリスト教:召天記念日(1ヶ月後)

となっております。

香典返しは、故人の供養と故人遺族に対する経済的な互助のために香典を供して頂いた方への感謝の意を伝えるお返しということを忘れずに贈りましょう。

ABOUT ME
Shino40
Shino40
40代サラリーマンのShino40です。祖母の“死”に際し、葬儀準備・手続きなど喪主の手伝いをしました。そこで葬儀の大変さに気が付かされました。これから葬儀を迎える方の不安を取り除けるよう、葬儀経験者として情報を発信していきます。
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