お葬式に子供を連れて参列しない方がいいのかな?小さいお子様をお持ちであれば心配になりますよね。
実際、私は長女が1歳の時に私の母方の叔母、長女が3歳、次女を妊娠中に母方の祖母の葬儀に子供を連れて参列しました。
故人と子供との関係が深い場合、故人にとっても子供にとっても一番大切なことは最後のお別れをきちんとすることだと思います。
子供を連れて葬儀に参列する時は、事前に確認をして問題がなければ積極的に参列しましょう。
子供にとっても大切な人とのお別れは貴重な体験になるはずです。
ここでは、お葬式に子連れで参列する時の「子供の暇つぶしアイテム」を紹介します。
また、子供に葬式を説明する必要はあるのか?私の体験談をまとめていますので参考になれば嬉しいです。
お葬式子供の暇つぶしアイテム!
最近の葬儀場にはキッズルームを完備しているところもあるぐらい、葬儀場としては子供連れでの参列に問題はありません。
私も叔母の葬儀を行った葬儀場にはキッズルームがあり、テレビでDVDを見たり、大きなぬいぐるみで遊んだりしていました。
子供連れで葬儀に参列することに問題はありませんが、自分ひとりで葬儀に参列する時のようにはいきません。
子供がお葬式の間中、大人と同じようにお経を聞けるわけではないですし、じっと座っていてくれるわけでもないので、子供をうるさくさせないために必要な暇つぶしアイテムなどの持ち物や心得はあります。
まずは有り余った時間を上手に過ごすための暇つぶしアイテムをご紹介します。
人形、ぬいぐるみ
3歳ぐらいの子供にとって葬儀場の雰囲気は独特な雰囲気で、感受性の強い子供ほど不安を感じます。
普段あまりぬいぐるみで遊ばない子供の場合でも、一緒に寝ているぬいぐるみなど、普段身近にあるぬいぐるみがあるのであれば持って行きましょう。
タオルが好きな子供の場合はタオルでも良いと思います。
普段使っているぬいぐるみやタオルを持たせることで、不安やパニックで泣きじゃくることは防ぎましょう。
折り紙
折り紙は心を落ち着けることができる遊びです。
3歳の子供に折り紙は難しいかもしれませんが、親が折ってあげることで子供は夢中になります。
親自身が心を落ち着けて穏やかな気持ちでいることで、子供も静かに過ごしてくれます。
折った折り紙を故人との最後のお別れの時に棺に入れてあげるのも良いですね。
お絵描きボード、シールブック
お絵描きやシールは3歳なら男の子でも女の子でもみんなが夢中になる遊びです。
自分で書くこともそうですが、アンパンマンのキャラクターなどを書いてあげていると、静かにじっとしてくれます。
シールは貼ってはがせるタイプならエンドレスで遊んでくれますから暇つぶしアイテムと言えばこれですよね。
お絵描きボードやシールブックは100均でも販売していますが、急な場合は紙とペンだけでも持って行きましょう。
ポータブルDVDプレイヤー
葬儀場に音が鳴るおもちゃを持ち込むことは厳禁ですが、どうしても子供がうるさい場合、式を途中で中座して控室や外などでDVDを見せておくと親はとても楽です。
叔母の葬儀の時は私は式には出ず、子供をキッズルームに集めて私が一人で見ていました。
お焼香の時には先にお焼香を終えた親族が来てくれたので、交代でお焼香を済ませ、祖母の時は式の途中でも中座しやすい席に座らせていただき、お焼香の時には先にお焼香を終えた両親に一時長女を預けてお焼香を済ませました。
どちらの時も長女とは一緒に最後のお別れができました。
参列者の中には「子供がうるさい」と不快に感じてしまう方もいるかもしれません。
無理して静かにさせるよりも、どうしても無理な場合は親族や葬儀場のスタッフに途中で中座することを最初に伝えておいて外で待機、暇つぶしアイテムを上手に利用しましょう。
子供にお葬式を説明する必要はある?
今、次女がちょうど3歳ですが、3歳の子供にお葬式について説明して理解できるかと聞かれると、難しいと思います。
でも、祖母の葬儀の時に3歳だった長女は当時は理解できていなかったと思いますが、今は理解していると思いますし、葬儀に参列させて良かったです。
今すぐに3歳の子供にお葬式について説明して理解させる必要はないと思いますが、わからないなりに説明を聞いて、葬儀に参列して、故人のいない日々を過ごしていく中で、人の死や故人の大切さということを少しずつ学んでいくのではないでしょうか。
では、3歳の子供にどんな風にお葬式について説明すれば良いのでしょう、具体的な伝え方を考えてみましょう。
3歳の子供への具体的な伝え方
お葬式とは故人との最後のお別れの場であること、みんなが悲しくて泣いてしまうことはお葬式に行く前に伝えておきましょう。
おばあちゃんとはもう会えないからみんなが悲しくて泣いてしまうんだよ。
おばあちゃんとお別れする大切な時間だから静かにしていられるかな。
そんな風に伝えておけば、悲しいや大切、静かにできるかなど、なんとなく理解できると思います。
3歳の子供にお葬式を理解させることよりも、独特な雰囲気の場に行くことでびっくりしたり、子供がパニックにならないように事前に伝えられることは伝えましょう。
同じ3歳の子供でもその子供の性格によって理解度も違うと思います。
静かにしなさい!と言われただけで静かにできる子供もいれば、じっとしていなさい!と言っておいても走って止まれない子供もいますよね。
時間をかけて理解していきますから、静かにできない場合は無理をせず外に出て、それでも諦めずに、大切な人との最後のお別れの時間であることはわかりやすく伝えましょう。
まとめ
お葬式に子連れで参列することは大変ですし、心配なことも多いですね。
でも、子供が葬儀に参列することは貴重な体験です。
事前に子供を参列しても良いか確認できれば、積極的に参列しましょう。
3歳前後の子供は元気いっぱいなので、子供を持たない方からすると「うるさい」と思われても仕方がないかも、、、
折り紙やお絵描きボード、シールブックなど暇つぶしアイテムを利用して飽きないように時間をやり過ごしましょう。
どうしても騒いでしまう場合は、無理をせずに式の途中でも中座して控室や外など、迷惑にならない場所で待機します。
先に親族や葬儀場のスタッフに中座するかもしれないことを伝えて、座る席やお焼香のタイミングなどフォローしてもらいましょう。
3歳の子供にお葬式について説明をしても全てを理解することは難しいです。
子供によって理解度も違いますし、伝え方もとても難しいですが、理解できなくても故人と最後のお別れをする大切な時間、故人とはもう会えないのでみんなが悲しくて泣いていることは事前に伝えておきましょう。
悲しい、大切、静かになど普段使うわかりやすい言葉だと伝わりやすいです。
葬儀に参列して、故人のいない日々を過ごしていく中で、少しずつ人の死や故人の大切さを理解していきます。
しっかり準備をして親子一緒に大切な最後のお別れの時間を過ごしましょう。